
この記事でわかること
✔︎ 通信制高校に通う生徒のリアルな1日の過ごし方・生活リズム
✔︎ 学年ごとに変化する学校生活・アルバイト・進路活動のバランス
✔︎ 通信制高校で自分らしい学び方・成長の仕方を見つけるヒント
こんにちは、一般社団法人 Teena Light(テーナライト)ブログ編集長の岡野です。
さてこの通信制シリーズも第3弾となりました!
通信制高校に通う生徒の「リアルな日常」についてお届けします。
「通信制高校って、実際にはどんな風に過ごしているの?」「勉強の時間はちゃんと確保できているの?」といった、保護者の皆さまからよくいただくご質問にお応えすべく、「通信制高校での1日の過ごし方や流れ・3年間を通して何を取り組んでいるのか」を、私自身の3年間の経験を振り返りながらご紹介します。
過去のシリーズ1・2はこちらからご確認ください!
目次
通信制高校の1日:自由だけど、ちゃんとリズムはある
通信制高校の魅力の一つは、「自分で時間を組み立てられること」。その分、自己管理が求められますが、決して“自由すぎる”わけではありません。
◆ 高校1年生:レポートに取り組み、初めてのアルバイト
私の例で言うと、高校1年生の頃は、早朝6時から9時までコンビニでアルバイト。その後、家に帰ってレポートを進めて、昼はカフェで勉強したり、課外活動(ボランティアや地域イベント・学生団体での活動など)に参加したり。夜は自炊やお風呂、趣味のドラマ・映画鑑賞などをして、23時には就寝していました。
- 朝6時〜9時:コンビニバイト
- 午前〜午後:自宅でレポート作成/カフェで勉強
- 夕方:課外活動(地域ボランティア・学生団体)
- 夜:家事・自由時間・就寝(23時頃)
生活のリズム・スタイルは、上記の通りです。3年間大きく変わったことはありません。

◆ 高校2年生:バイトと学びの両立&様々なことに興味を持ち始める
高校生活にも慣れてきた2年生からは、より活動的に。そして、レポートを効率的にこなすことができるようになります。
私は、学童保育のバイトや、小学校受験対策の家庭教師、飲食店など、いろいろな現場を経験しました。働くことを通じて社会性も養われ、「進路」や「将来の仕事」を意識し始めたのもこの時期でした。
様々なことが重なり、「これもやってみたい!これも挑戦してみよう!」と様々なことに興味を持ち始めます。いくつかのことを両立する力を培うことがきます。

球・三角錐・立方体、バランスよく立てるのは難しそうですね。高校2年生は、様々んことをバランスをとって手をつけるような学年であると言っても間違いではありません。実際に、私がそうでした。
◆ 高校3年生:進学に向けた「自分との対話」の時間
3年生になると、大学受験に向けて本格的に勉強開始。
家や図書館、カフェなど、自分の集中しやすい場所を見つけて、日々の学習に取り組んでいました。
同時に、少し余裕が出てきたときに「自分と向き合う時間」をとれていたら、もっと良かったとも感じます。進路選択はもちろん、「自分って何が好き?」「どう生きていきたい?」という問いに向き合う時間は、通信制高校だからこそ作れるかもしれません。
イメージは、下の写真です!「?」を抱えるようになります。
例えば、「この大学に行くと将来どのような職業に就くのだろうか?!」、「この選択は、本当に最善なのか?!」などなど。たくさんの謎にぶち当たり、それを背負うことになります。

まとめ:通信制高校の生活は「自分次第」で広がる
通信制高校の生活は、決まったタイムテーブルがない分、自分の興味や目標にあわせて、自由に設計できるのが特徴です。
一方で、「何をどう使うか」は自分次第。自分のやりたいことに時間を使える分、責任も伴います。ですが、それは決して孤独な戦いではなく、周囲の大人や支援体制と一緒に作っていけるものでもあります。
保護者の皆さまには、ぜひ「普通の高校とは違う」ではなく、「自分らしい学び方を選べる」環境として、通信制高校を見ていただけたらと思います。
次回のシリーズ(第4回)では、実際の通信制高校に通う生徒さんや卒業生のインタビューをご紹介予定です。お楽しみに!